【アイビスＳＤ】セラヴィ＆ポイント「いい動き」

＜アイビスＳＤ＞ジェイケイセラヴィ（左）と併せて坂路で追い切るストロングポイント

　２頭出しで臨む坂本厩舎は、最終追いも坂路で２頭が併せ馬。昨年２着のジェイケイセラヴィが先行し、ストロングポイントが追い掛ける形でスタート。最後の直線で追いついたストロングが内に馬体を併せて食らいついたが、実績で上回るジェイケイも簡単には抜かせない。火花を散らせながら、馬体を並べてゴールを駆け抜けた。

　「２頭ともいい動きだった」と坂本師も満足の表情。ジェイケイの調教は単走追いが基本だが「最後に気持ちを乗せておきたかった」と勝負手の併せ馬。「真面目な馬で、いつも全力で走る。そういう性格だからコーナーのない直線競馬が向いているんだろう」と昨年の雪辱を狙う。一方のストロングは条件戦で力をつけ、古馬オープン初挑戦だった前走のルミエールＳで２着に好走。「減っていた馬体も戻って気配はいい。しぶい馬だよ」と、大駆けムードが漂う。