【祇園Ｓ】アワーズ中１週も何の１１秒７！

＜アイビスＳＤ＞坂路を単走で追い切るスピニングノアール

　　日曜京都メーン「祇園Ｓ」の追い切りが行われ、ニホンピロアワーズはＣＷコース単走。前走から中１週であることを考慮して馬なりでの最終追い。それでも軽快な行きっぷりをみせて、調子の良さを印象づけた。６Ｆ８０秒７―１１秒７。中１週でも疲れを感じさせず、元気いっぱいだ。騎乗した酒井が感触の良さを伝えた。

　「バリバリいかず、ジワッといく感じで様子をみるぐらい。動きはよかったですね。いい意味で平行線できています」

　前走はトップハンデ５８キロを感じさせない強い勝ちっぷり。２番手から直線に向いて追い出されるとグイグイと突き放した。昇級のカベはないと言っていい。

　「このメンバーでもあっさり決められる力はあると思います。オープンになると流れもかわるだろうし、この馬にとってどんな競馬が合うか考えたい」

　酒井がその能力を絶賛する大器。今後の重賞戦線のためにも、まずはここできっちり結果を出す構えだ。