“競馬バカ”水野、2000勝の次は羽田盃だ

[ 2011年4月29日 06:00 ]

ドラゴンウィスカーとのコンビで羽田盃へ挑む水野騎手

地方競馬です!!

 2月24日に地方通算2000勝を達成した水野貴史騎手(38)の表彰式が26日、浦和競馬場で行われた。南関4場で連日レースに乗る今も、朝3時から10頭ほどの調教をこなす。「乗り過ぎだね。周りにバカだって言われるよ」と冗談めかして笑うが、まさに継続は力なりだ。“競馬バカ”がコツコツ積み重ねた数字には重みがある。

 2000勝に加えて今年はもう一つ、南関クラシックタイトル獲得の期待が懸かる。5月11日、ドラゴンウィスカーと羽田盃へ。高崎所属時に高崎、北関東両ダービーを勝っているが、意外にも南関では07、09年東京ダービー騎乗(ともに10着)があるだけで羽田盃は初騎乗。「ウィスカーは2歳時から今年が楽しみと思っていた馬。人間が焦っても仕方ないけど、こういうチャンスがまたいつ来るか分からないから気負わずに勝てるといい」と自然体で臨むつもりだ。

 「前走(クラウンC3着)で、競り合いでいつもなら勝つところを負けたのは少々不満だが、間隔が空いたことを考えれば上積みはあると思う。あとはスパッと切れる脚がない分、どう乗るか」。ライバルはクラーベセクレタを筆頭に強力。追えると定評のある水野騎手が相棒をどう導くのか、“競馬バカ”の手腕の見せどころだ。(秋田 麻由子)

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2011年4月29日のニュース