岩手競馬 5月から開催…津波で全壊の釜石の場外は閉鎖

[ 2011年4月29日 19:00 ]

 岩手県競馬組合(管理者・達増拓也知事)は29日、震災で競馬場などが被災したため延期していた2011年度の岩手競馬を、5月14日から盛岡競馬場(盛岡市)で開催すると発表した。最終日は12月5日で、開催期間は例年の75%の90日。

 岩手競馬は、収支を均衡させることが存続の条件。11年度の馬券販売額は、約97億円と昨年より半減する見通しだが、地方競馬全国協会の支援を受けるなどして、条件はクリアできるという。

 観客スタンドの床や壁にひびが入った水沢競馬場(同県奥州市)は、耐震工事に4、5カ月かかり、開催日は決まっていない。津波で全壊した岩手県釜石市の場外馬券場は閉鎖する。

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2011年4月29日のニュース