【JC】ヒーロー連覇へ再びウオッカ突き放せ!

[ 2009年11月27日 06:00 ]

<JC>鹿戸雄一調教師(右後方)に見守られプール調教を行うスクリーンヒーロー

 【キーマンの懐へ】ターフライター・平松さとしがレースのキーマンに直撃する「直球勝負・キーマンの懐へ」。スクリーンヒーローをジャパンCへ送り出す、鹿戸雄一師を直撃した。

 ――スクリーンヒーローの前走(天皇賞2着)は、ブリンカーを装着。
 鹿戸雄一師 はい。久しぶりの競馬で、東京の2000メートルという舞台を考えて着けました。ある程度、前で競馬をさせたいと思いましたので。
 ――先行して早めに抜け出したのは思惑通り?
 鹿戸師 ブリンカー効果だったかは分かりません。でも、考えていた通りの競馬になったと思います。
 ――カンパニーに屈したものの、ウオッカには先着を許さなかった。
 鹿戸師 位置取りの差もあったかもしれないけど、直線、迫られてから再度突き放すような感じがありました。立派だったと思います。
 ――今回は2F延長。ブリンカーは?
 鹿戸師 外します。昨年、勝っている舞台なので問題ないでしょう。
 ――前走で復活した感じです。やはり、東京コースが合うのですか?
 鹿戸師 特に左回りじゃないと駄目とか、東京じゃないと走らないという感じはないですけどね。今年前半に関しては阪神大賞典(4着)が道悪競馬で、その時の疲れが響いてしまったのかと思います。
 ――夏にひと息入れてその疲れが取れた?
 鹿戸師 今は元気いっぱい。春当時とは出来が違うので、ぶざまな競馬にはならないと思います。
 ――最終追い切りは坂路で4F53秒3。もともと調教で動くタイプではないけど、今回も時計的には平凡でした。
 鹿戸師 予定していたよりも遅れたというわけではありません。馬なりで、このくらいの時計は予定通り。動きそのものは悪くなかったので問題はないでしょう。
 ――史上初のジャパンC連覇が期待されます。
 鹿戸師 外国の一流馬も集まるレースを2年連続で勝つのは簡単にできる芸当ではないことは分かっています。でも、せっかくいい状態で迎えられたのだから、何とか偉業を達成させたいですね。

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2009年11月27日のニュース