【JC】美女に会えない落胆、話し相手が音無しの寂しさ

[ 2009年11月27日 06:00 ]

橋口弘次郎師

 【G1ドキュメント=栗東26日】外国人騎手とメディアであふれていた国際色豊かな水曜とは違い、この日の栗東トレセンでは彼らの姿を見ることはなかった。

 菱田は、あの美女に会えないのかと落胆した。美女とは、マサボ・イザベルさん(28)。通訳としてトレセンに1日だけ来ていた。父がフランス人、母が日本人のハーフ。「母は石垣島出身。私の日本の名前は、しんじょう・なおみって言うんですよ」などと気さくに話しかけてくれた。マサボさんは水曜に、ルメールの記者会見の通訳だけではなく、フランスメディアの要請で武豊に質問を浴びせた。「ご自身のプロフィルを」「今までの人生を振り返って」などの質問は普通ではあり得ない。苦笑いの武豊は「それって僕が自分で言うの?」と困惑の表情。マサボさんは「フランス目線の質問でごめんなさいね」と首をすくめるしぐさ、実にキュートな女性だった。
 フランス人形のような美女が脳裏から消えない菱田は、ため息をつきながら坂路小屋へ。すると、リーチザクラウンの橋口師まで「きょうは寂しいんだ」と似たようなため息?いつも隣の席にいる音無師が、種牡馬入りするカンパニーの到着を見届けるために北海道へ行っており、話し相手がいないからだという。「散髪していたけど、あれは安い理髪店だろうな」と橋口師は、オウケンブルースリの音無師を“口撃”。この日に限っては返答がないのが残念。「脚質は違うが、うちのはオウケンブルースリの追い込みに、のみ込まれないようにしたい」と青写真を描く橋口師。リーチザクラウンの逃げで戦いのゴングは鳴る。

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2009年11月27日のニュース