丸岡 白星発進ド派手パフォーマンス披露

[ 2009年11月25日 06:00 ]

<競艇王チャレンジ杯初日>7Rで1着となった5号艇・丸岡正典

 銀河系の底力だ。「第12回競艇王チャレンジカップ」(優勝賞金4000万円)は24日、常滑競艇場で開幕した。今年は失速気味だった85期・銀河系軍団だが、丸岡正典(30=奈良)が初日7Rで大外から白星発進の派手なパフォーマンスを披露。田村隆信、森高一真、湯川浩司の同期とともに今シリーズを盛り上げる。

 初日7R、丸岡が大外のピンチを乗り切った。石川にコースを奪われながらも単騎カマシから、まくり差しをさく裂。「ダッシュのスタートはつかんでいた」と全速通過の効果でグングン伸びた。回った感触も問題なく「伸び型で回り足もスムーズだった」と1走目で合格点。
 丸岡の前走は常滑。連続斡旋のメリット、それをしっかりと優勝で飾った自信がプラスになっている。S勘だけではなく、走り方や調整に関しても絶対有利。「前回と似た感じの足。不安な点はピット離れくらい」と早くも微調整の段階に入った。
 昨年は丸岡を含む湯川、井口、3人の銀河系軍団が賞金王へと駒を進めたが、このままだと今年は全滅の危機にある。丸岡は優勝条件と厳しい立場ではあるが、初日をクリアしてリズムをつかんだ。「チャンスかどうかはまだ分からない。流れに身を任せたい」と自然体でビッグチャンスに挑む。
 注目のドリーム戦を制したのが1Mのもつれを差し切った今垣。手応えは湿気の影響で重さが出て「中堅上位か中堅」と調整の余地を残した。松井も「合っていない部分が分かった」と上積みが期待できる。3着に敗れはしたが、好機の池田が好感触。「出足型ペラは深い進入でももちそう」と納得。加えて「伸び型のペラもある」と万全の態勢だ。
 ドリーム以外では坪井、原田、吉田が好気配。赤岩は2着2本とまとめたが「一瞬の足はいいが、伸びがもう少し」と言う。レース運びは完ぺきだったが、バックの伸び比べで多少の不利があった。

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2009年11月25日のニュース