【秋華賞】想定内の大敗…不気味ジェルミナル

ジェルミナル

　桜花賞＆オークスの３着馬ジェルミナルが、大一番に照準を合わせてきた。前走・ローズＳは、まさかの１１着敗退。だが、陣営は悲観していない。田代助手は納得の表情で切り出した。

　「本質的に叩き良化型なのだろうね。前走は休み明けで仕方がないよ」
　前哨戦で崩れたが、前走を一度使えたことに意義がある。中間は体の張り、稽古の動きが目に見えて良くなってきた。土曜朝は角馬場で体をほぐした後、ＣＷコースを半周。坂路へ移動して４Ｆ６４秒９～１４秒８で１本駆け上がり、入念に直前メニューを消化。田代助手が続ける。
　「使って動きがガラッと変わってきたね。稽古で同じくらいの時計で動いていても前走と今回とでは迫力が全然違うよ」
　ブエナビスタ、レッドディザイアを撃破して春の借りを返すか。