屈腱炎は95%以上が浅屈腱で前肢がほとんど

[ 2009年8月20日 06:00 ]

 ▼屈腱炎 脚のひざ下の上腕骨と中節骨をつなぐ屈腱の腱繊維が一部断裂し、患部が炎症を起こして腫れる状態。患部が海老に似ており、エビ腹、エビとも呼ばれる。屈腱には浅屈腱と深屈腱があるが、競走馬の屈腱炎は95%以上が浅屈腱で前肢がほとんど。一度発症すると完治が難しく、復帰する場合でも1年近い長期休養を要する。症状が重い場合は引退のケースが多く、不治の病と言われる。最近は患部以外から採取した細胞を培養して患部に移植する幹細胞手術が新治療法として効果を挙げ、昨年のJCダートを制したカネヒキリは屈腱炎から復活し、G1制覇を飾った。

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2009年8月20日のニュース