【天皇賞・春】主演いただき!横典ヒーロー

[ 2009年4月28日 06:00 ]

 阪神大賞典で4着に敗れたジャパンC馬スクリーンヒーローの巻き返しも十分に狙える。

 関東馬の大将格が昨年のジャパンCを制したスクリーンヒーローだ。有馬記念(5着)以来、約3カ月ぶり、今年初戦となった前走・阪神大賞典は4着に敗れたが、悲観する必要はない。鹿戸雄師が「久々の出走の上に重量は59キロ。水の浮く馬場で道中はノメッていた」と振り返ったように過酷な条件が重なった。それでも大崩れしなかったのが地力の高さの証明だ。
 中間は厩舎にとどまり、じっくりと乗り込まれて調整は順調そのもの。22日の1週前追い切りでは、ポリトラックコースで軽快な動きを披露。コースを2周する意欲的な内容で、2周目にジューシージーン(4歳500万)と併入。時計は6Fから88秒8~72秒5~55秒9~40秒4~13秒3を馬なりでマークした。「時計うんぬんよりも、長めから負荷をかけたかった。息も上がっていないし、状態は確実にアップしている」と鹿戸雄師。「今度はみな同じ重量(58キロ)になるし、チャンスは十分にあると思う。G1馬として恥ずかしくないレースをしたい」と巻き返しに自信を見せている。
 関東馬の天皇賞・春優勝といえば、04年のイングランディーレが最後。今回と同じ横山典が手綱を取り、後続に7馬身差、会心の大逃げを決めた。その横山典を鞍上に盾制覇を目指すスクリーンヒーロー。直線で世界の頂点に立った末脚が爆発すれば、2つ目のG1タイトルは目前だ。

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2009年4月28日のニュース