負けてもG1馬より上!リーチザクラウン

[ 2008年12月31日 06:00 ]

 【山添晴治2歳馬ランキング】牡牝のG1、そして出世レースのラジオNIKKEI杯2歳Sが終了し、この世代の勢力図がおおまかに描けてきた。

 2歳牡馬王者のセイウンワンダーは切れ味よりも力強さが目立つ末脚。父グラスワンダーをほうふつさせる。ただ、その2歳王者を差し置いてランキング上位に指名したいのがラジオNIKKEI杯2歳S組。そして、1位には2着に敗れたリーチザクラウンの方を指名する。前走に限ってはもしかすると「何をやっても勝てる」と陣営に過信があったのかも。脚をためる競馬を覚える必要はあるが絶対能力では1番だろう。
 牝馬は女王ブエナビスタの圧倒的な強さの前に、他馬がかすんで見えてしまった。阪神JFでの大外一気の末脚は“ディープ級”と言っても大げさに聞こえないほど。ケガさえなければヒロインの座は不動か。

 ◆山添ランキング◆
  順 牡馬      厩舎   寸評
 (1)リーチザクラウン  橋 口 素質抜群
 (2)ロジユニヴァース  萩 原 破壊力大
 (3)セイウンワンダー  領 家 2歳王者
 (4)フィフスペトル 加藤征 安定勢力 
 (5)トーセンジョーダン 池江寿 将来有望

牝馬
 (1)ブエナビスタ 松田博 ケタ違い
 (2)ミクロコスモス 角 居 素質非凡
 (3)ダノンベルベール  国 枝 好センス
 (4)ジェルミナル 藤原英 地力上位
 (5)イナズマアマリリス 松 元 叩き上げ

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2008年12月31日のニュース