“アラフォー池江”は来年も夢いっぱい

[ 2008年12月31日 06:00 ]

 【08年・調教師】「アラフォー」が流行語となった今年を象徴するように、開業5年目、39歳の池江寿師が51勝で初の首位を獲得した。最後の2週間で7勝を挙げる鮮やかなラストスパート。実父である池江郎師、3連覇を狙った藤沢和師といった名トレーナーを抑えた。

 「1着から2着、3着と順に回数が少なくなっていくのが理想」と池江寿師。その言葉通り、1~5着の回数はそれぞれ51、32、20、17、12。狙ったレースをきっちりものにするレース選択や仕上げの手腕を、数字が証明している。
 師は「来年もいいですよ」と“連覇”に意欲的。確かにそれもうなずける顔触れだ。古馬では有馬記念4着のドリームジャーニー、ダートで4戦すべて圧勝のウォータクティクスが2枚看板。明け3歳馬にもホープフルSで3連勝を飾ったトーセンジョーダンを筆頭に期待馬がそろっており、質量ともに充実の布陣となっている。「ファンが迷っている時に買える厩舎になることが究極の理想です」と夢を語った師。屈指の国際派でもあるだけに、今後は世界を股にかけた活躍も期待される。

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2008年12月31日のニュース