「チャリロト」的中なく繰り越し

[ 2008年4月16日 19:18 ]

 神奈川県平塚市が運営する平塚競輪で16日、重勝式車券が初導入され、払戻金が最大12億円の「チャリロト」は的中者がなく、同日の全レース終了時点で1478万2500円が十七日への繰越金(キャリーオーバー)となった。

 「チャリロト」は後半7レースの1着を当てる7重勝単勝式で、コンピューターが自動的に発番。1票200円で、前売りも含め9万8550票が売れていた。16日は第6レース以降が対象で、最後の第12レースまで1票当たる可能性が残ったが、的中しなかった。

 同じく7重勝単勝式で購入者が予想する1票100円の「チャリロト・セレクト」(最大払戻金6億円)も、4万8309票の投票があったが不的中で、362万3175円が繰り越された。

 払戻金12億円は、くじを含めて国内最高額。払戻金が12億円に達するには、この日の金額で換算すると約80日間分のキャリーオーバーを要する。日程の関係で、1年間ほど的中者が出ないことが条件となる。

 平塚競輪は売り上げ減少が続く競輪界の現状打破を目標に、新車券を導入。平塚市公営事業部は「最後に1票残っていたので当たってほしかった。売り上げはほぼ予想額。新規ファンに参入していただけたのではないか」と話した。

 似通った種類の新車券は、今月24日から立川競輪でも導入される。

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2008年4月16日のニュース