【５日目】ピット裏情報

波乗り３連勝の今垣光太郎が準優１１Ｒも完勝へ表情も引き締まる

　▼１０時５５分　１Ｒ。１周１マークからゴールまで３号艇・中尾誠と４号艇・中島孝がデッドヒートを演じる。結果は中島１着、中尾２着。頭をうなだれる中尾を先輩・鳥飼真は「度胸もんやな」と言って健闘を称えるが、「最後までもたんかったね」とトーンダウン。中尾は「いや～」「あ～」とつぶやくだけ。

　▼１１時３２分　２ＲでＳＧ初勝利を狙った嶋田貴も１Ｒの中尾誠同様に２着。「スタートは集中できたけど、１マークで３号艇の音が聞こえて…慌てて早く握り過ぎてしまいました」とレースを振り返った。
　▼１２時２０分　浅田千がボートを押して試運転に出ようとしたが、通路では係りの人が床を清掃中。浅田は少し待った後に「すいません」と声を掛けてようやく通路を空けてもらう。
　▼１２時２５分　本日１回走りだった平田忠はタオルを何度も絞りながら丁寧にボートをふく。「時間がないときはできないけど、あればいつも“ありがとう”という気持ちで掃除をしています。そうしていれば絶対いいこともあるはず」。思わず感心。
　▼１３時分０４　ＳＧ初勝利の懸かる１号艇の吉村正が逃げ切った。引き揚げてくると魚谷智、中野次、坂口周らから「おめでとう」と声を掛けられる。普段から物静かな吉村はその都度ニッコリと笑顔で応えていた。
　▼１４時５５分　辻栄蔵が勝利者インタビューを受ける。しかし最後は「きのう（２７日）はヨメさんの誕生日。１日遅れだったけど勝ててうれしい」と家族へのリップサービスも忘れなかった。
　▼１６時１２分　吉村正の水神祭。上がってくるなり「腹が痛い～」としゃがむが、今村豊に「すぐシャワー浴びてこい」とうながされる。
　▼１６時１３分　「もう終わったん？」。辻栄蔵が吉村の水神祭に駆けつけるが時すでに遅し…。
　▼１６時４５分　１２Ｒ後に準優進出メンバーが決定。ラスト１８位で滑り込んだ白石健は「もうあきらめていたんだけど乗れてうれしい。初めての準優なので、もうハチマキを締め直して頑張るだけです」と目を輝かせた。