伏兵プレミアムで大波乱/オーシャンS

[ 2008年3月9日 06:00 ]

<第3回オーシャンステークス>1着のプレミアムボックス(15番)が鼻差差し切る

 土曜中山のG3オーシャンSは7番人気の伏兵プレミアムボックスが直線の競り合いを制した。2着に12番人気エムオーウイナー、3着に6番人気ナカヤマパラダイスが入り3連単150万馬券の大波乱となった。

 課題のスタートを決めると道中は好位3番手を追走。直線でも力強く伸びて、逃げ粘るエムオーウイナーを鼻差でとらえた。「4角までリズム良く走れたし、道中の手応えも抜群だった」と吉田隼。「少し遅いペースだったので前をつかまえられるか不安だったが、差し切れてよかった」と笑みを浮かべた。上原師も「大きな鼻差だよ」と愛馬の重賞初制覇に満足顔。次はもちろん高松宮記念(30日、中京)でG1獲りを目指す。吉田隼が引き続き手綱を取る予定で「一発いい仕事ができれば」と同騎手。準オープン→G3連勝と勢いに乗る関東の新星に本番でも注目だ。

 ▼プレミアムボックス 父アドマイヤベガ 母チャッターボックス(母の父ターゴワイス)牡5歳 美浦・上原厩舎所属 馬主・社台レースホース 生産者・北海道千歳市社台ファーム 戦績14戦6勝 総獲得賞金1億1229万4000円 重賞は初制覇。

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2008年3月9日のニュース