アディユ発走前に“アクシデント発声”

[ 2008年3月9日 06:00 ]

1番人気ながらスタートで出遅れ、16着の最下位に沈んだサンアディユと鞍上の内田博(右端)

 8日の中山メーン、オーシャンSで圧倒的1番人気のサンアディユがスタートで大出遅れ、最下位の16着に沈んだ。内田博は「馬がゲートを潜ろうとして、それを引き上げようとした時に切られてしまった。これも競馬、仕方がない」と肩を落とした。

 この発走に対して他の騎手からはクレームが起こった。ゲートを切る瞬間にスターターが「開けるぞ!!」と声を出したが、何人かの騎手は「後ろを開けるものと勘違いした」と語った。サンアディユが長い間ゲートで暴れていて、通常なら馬を出してゲート入りをやり直すことが多いために誤解を招いたもの。JRA発走委員の川崎氏は「態勢が整った時にサンアディユの厩務員が飛び出して微妙にずれた。他の馬も動いていたし、あのタイミングしかなかった。喚起を促すために開けるぞと言った。誤解を招いたのはしようがない」とした。

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2008年3月9日のニュース