「どうする家康」次回予告「穏やかに収めとう…」片桐且元“板挟み”ネット心配「胃薬を」方広寺鐘銘事件

[ 2023年11月30日 11:00 ]

大河ドラマ「どうする家康」第45話。笑顔の片桐且元(川島潤哉・手前)だったが…(C)NHK
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 嵐の松本潤(40)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は12月3日、第46話が放送される。

 <※以下、ネタバレ有>

 「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどの古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となった。

 第46話は「大坂の陣」。豊臣家復活を願う方広寺の鐘に、徳川家康(松本潤)を呪う言葉が刻まれたという。家康は茶々(北川景子)が徳川に従い、人質として江戸に来ることを要求。激怒した大野治長(修理)(玉山鉄二)は両家の仲介役・片桐且元(川島潤哉)の暗殺を計画。家康はついに14年ぶりの大戦に踏み切る。全国大名に呼び掛け、30万の大軍で大坂城を包囲、三浦按針(村雨辰剛)に手配したイギリス製大筒を配備。しかし、徳川の前に出城「真田丸」が立ちはだかる…という展開。

 ついに徳川VS豊臣の最終決戦「大坂の陣」(慶長19年、1614年~慶長20年、1615年)が描かれる。次回予告。且元は「穏やかに収めとうございます」と必死の懇願。SNS上には「どの大河でも胃薬を差し入れたくなる片桐さん」「こんなに大坂側がやる気満々なら、片桐且元はどうなるの?」「予告の片桐さん、絶対精神的にやられている。とりあえず胃薬をあげたい」などの声が上がった。

 片桐且元は豊臣家直参。秀吉亡き後は秀頼の側近として仕えた。豊臣家の威光を知らしめる方広寺大仏殿の再建を手掛けるが、その鐘に刻む銘文が徳川家康の怒りを買い、両家の板挟みに遭う。「方広寺鐘銘事件」(慶長19年、1614年)。

 第45話(11月26日)、茶々は且元が持ってきた鐘銘の複数案に目を通し「面白い。面白いのう」――。それは「国家安康(こっかあんこう)」「君臣豊楽(くんしんほうらく)」。本多正純(井上祐貴)は「家康の諱を刻み、2つに切り分けている。さらに、豊臣こそが君であると」と報告した。本多正信(松山ケンイチ)は「とんでもない一手を打たれたようで。上手に少しずつ力を削ぐ、ということはもはやできませんな。おそらく避けられません」。家康は「とうとう戦か」――。目を閉じ、深く息をついた。

 川島は「結果として、豊臣方と徳川方との板挟みに遭う片桐ですが、その根本には当然、手を取り合うべき徳川に対する冷静な判断と、守るべき豊臣方の、その象徴としての茶々、秀頼への忠誠や畏怖があったのだと思います。板挟みに遭いそうなキャラクターからではなく、両者への姿勢をまず、しっかりと身に引き込んだ上で臨めば、自然と胃も痛くなろうと考えています。また、片桐は右往左往しただけではなく、自ら1つの大きな決断をするわけで、そこに至るまでの過程を見ている方に想像していただけるように、しっかりと演じたいと思います」とコメントしている。

 2020年度前期の連続テレビ小説「エール」で作曲家・小山田耕三(志村けんさん)の秘書・猿橋重三役、22年度後期「舞いあがれ!」で編集者・リュー北條役、22年の大河「鎌倉殿の13人」で13人衆の1人・中原親能役を演じるなど、中堅屈指の名脇役の1人。今作もクライマックス「大坂の陣」へのカウントダウンを彩る。

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