長嶋一茂 野村農相“汚染水”発言に「あきれてものが言えない」も「どう挽回していくのか注目したい」

[ 2023年9月1日 08:27 ]

長嶋一茂
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 元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂(57)が1日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。野村哲郎農相が8月31日、東京電力福島第1原発処理水の海洋放出に関して首相官邸で記者団の質問に答えた際「処理水」を「汚染水」と言い間違えた問題について言及した。

 岸田文雄首相はこの「汚染水」発言を受け、記者団に「遺憾なことであり、全面的に謝罪し撤回するよう指示した」と明らかにした。「汚染水」は海洋放出を批判する中国政府などが使っている。

 野村氏は、中国による日本水産物の輸入全面停止に関する首相や関係閣僚の協議に出席。退出時に記者団から説明を求められ「汚染水のその後の評価などについて情報交換をした」と述べた。岸田首相の指示があった後、「言い間違えたことについて謝罪して撤回する。不快な思いをさせ申し訳ない」と記者団に述べた。

 一茂は「緊張感が全くないんじゃないでしょうかね、あきれてものが言えないってのはこのことで、水産業の方たちと本当に向き合ってるのかなという疑問の方が強いです」と指摘。そのうえで「僕がもっと問題視しているのは、(中国の)日本水産物の全面輸入禁止について“全く想定していなかった。大変驚いている”という方。ここはやっぱり想定するべきでしょう」とした。

 そして、その理由について「中国との外交政策みたいなことがもっと事前になされなかったのか。これはもちろん野村農相だけでなく環境省だったり…でも閣僚の仕事と思うんですけれども。米国だって中国に行ったりしている。米国と中国の対立ってもちろんささやかれているけど、こういう輸入もの、輸出ものに関しては水面下で握っている部分って僕は見えるんですよ」と言い、「日本って本当にそれやってんのかなってところが凄く疑問。今回の失言は100万歩譲って間違いだったとしても今後、野村農相のお役目というのは、これからなんじゃないでしょうかね。水産業者の方たちの期待もあるんでしょうし、今のところ裏切っているわけですから、そこをどうやって挽回していくのかというのは注目していきたい」と自身の受け止めを話した。

 野村氏は、中国税関総署が原発処理水の海洋放出を受け、日本の水産物輸入を8月24日から全面的に停止したと発表したについて、同25日の閣議後記者会見で、「大変驚いた。全く想定していなかった」と述べていた。

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