重岡大毅「映像化不可能」映画に初単独主演「凄く引き込まれた」 東野圭吾作「ある閉ざされた雪の山荘で」

[ 2023年8月9日 07:00 ]

映画「ある閉ざされた雪の山荘で」で主演するジャニーズWESTの重岡大毅
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 ジャニーズWESTの重岡大毅(30)が「ある閉ざされた雪の山荘で」で映画に初主演した。人気作家東野圭吾氏の小説が原作で、映像化は不可能と言われてきた作品。「荒川アンダーザブリッジ」などの飯塚健氏がメガホンを取り、来年新春に公開となる。

 原作は1992年に発表。豪雪で孤立した山荘で行われる演劇のオーディションを舞台にしたサスペンス。連続殺人を扱った台本と同じように、山荘にいる人物が次々と消えていく。トリックが幾重にも張り巡らされ、人物描写も複雑。東野氏も「本作は、特に突拍子もない設定の物語だと自負しています。極めて高い演出力と演技力が要求されるはずです」とコメント。「映像化しようと考える人がいるとは、当時は想像もしませんでした」と語るほど、映像化は困難とされてきた。

 その“巨大な壁”に座長として挑んだのが重岡だ。来月8日公開の映画「禁じられた遊び」などでダブル主演を務めているが、単独での映画主演は初めてとなった。

 大畑利久プロデューサーが16年公開の映画「溺れるナイフ」を見て「他の役者の演技さえも食ってるような衝撃的なインパクトで、鳥肌が立った。とても幅広い演技ができる」と評価。「細かい喜怒哀楽など繊細な表現が必要になるので、(重岡に)主人公を任せたい」と起用した。

 重岡はこれまでも、明るい青年から人生に絶望し自殺しようとする男まで幅広く演じて高い評価を得ており、今作でもその引き出しの多さを生かして熱演した。「物語の内容を知ってるはずやのに、凄く引き込まれました。次に何が起こるんだろう?この先何が起こるんだろう?とハラハラする」と自信を持っている様子。完成作を見た東野氏も「トリッキーな世界観が監督の手腕によって完璧に成立させられており、役者さんたちの演技も見事でした」と太鼓判を押した。

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