「らんまん」文太にも時が来た「おまつって呼んで」ネット祝福「温泉まんじゅう作るかな?」池内万作が好演

[ 2023年6月20日 08:15 ]

連続テレビ小説「らんまん」第57話。(右から)万太郎(神木隆之介)寿恵子(浜辺美波)の結婚話に、まつ(牧瀬里穂)は文太(池内万作)と…(C)NHK
Photo By 提供写真

 俳優の神木隆之介(30)が主演を務めるNHK連続テレビ小説「らんまん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は20日、第57話が放送された。話題のシーンを振り返る。

 <※以下、ネタバレ有>

 朝ドラ通算108作目。「日本植物学の父」と称される牧野富太郎をモデルに、江戸末期から昭和の激動の時代を生き抜き、明るく草花と向き合い続けた主人公・槙野万太郎の人生を描く。脚本はNHK「流行感冒」「群青領域」「旅屋おかえり」なども手掛けた注目の劇作家・長田育恵氏。神木の朝ドラ出演は2007年前期「どんど晴れ」以来16年ぶり2作目。初主演となる。男性主人公は20年前期「エール」(窪田正孝)以来3年ぶり。

 第57話は、万太郎(神木隆之介)は白梅堂へあいさつに訪れ、まつ(牧瀬里穂)から結婚の許しを得る。それから半年。万太郎、寿恵子(浜辺美波)、竹雄(志尊淳)は婚礼のため高知へ里帰り。その頃、峰屋の綾(佐久間由衣)は酒税に苦しめられ…という展開。

 まつは万太郎の稼ぎを心配。万太郎は寿恵子と相談の上、「八犬伝方式」による植物図鑑完成を目指すと明かした。つまり、滝沢馬琴の「里見八犬伝」(全98巻106冊)のように、可能な部分から少しずつ発刊していく「分冊」だ。

 自分も働くという娘に、まつは「ここで働くことは考えないでおくれよ」とクギを刺した。菓子職人・文太(池内万作)が店を辞め、故郷に帰るという。「ちっと親父(の体調が)いけねえようでして」。文太の実家は榛名山のそばの温泉地で湯守。「小さな宿なんですが、後を絶やすわけにもいかず」。まつは「決めてないけどね、この人には(有名芸者だった)柳橋にいた時分からずっとお世話になってたからさ、今度はさ、私が恩返ししようかってさ」と文太に付いていく思いを打ち明けた。

 「決めてないよ。でも、ここを辞めるんなら、もうおかみさんはいいよ。おまつって呼んで」

 寿恵子と万太郎は「キャッ」と言わんばかりに手で口を抑えた。

 「おとっつぁんを忘れたわけじゃないけどさ。この人の代わりもいないように、おとっつぁんの代わりもいない。離れた場所にいけば、あなたのこと、すぐに助けてやれないんだよ。2人とも、惚れた腫れたじゃどうにもならないんだよ。どんな時も、ひたすら、暮らしていかなきゃならないんだ。やってけるかい?」

 万太郎は「必ず、寿恵子さんに報います」、寿恵子は「大丈夫。私はおっかっさんの娘ですもの」と宣言した。

 万太郎は寿恵子の部屋で「里見八犬伝」を読み耽る。手がぶつかると“恋人つなぎ”をした。

 第55話(6月16日)、大畑(奥田瑛二)が大安の朝一番、万太郎を釣書を手に白梅堂に現れると「時が来ましたか。よくぞ、いらっしゃいました。さあ、中へどうぞ。おかみさん!」と視聴者の感動を誘った文太。

 SNS上には「文太さんにも時が来たんだね!」「まつさんと文太さん、よかったね!」「2階の2人にかるやきを焼いてくれて、彼の気持ちがよーく伝わった」「万太郎があいさつの時に父と勘違いした文太さんが、父ではないけど、まつさんの伴侶に…おとっつぁん亡き後のまつさんをずっと支えてきたのは文太さんだものね。言わないけど、絶対思いを秘めてたわよね。おめでとう、文太さん」「文太さん、伊香保に帰ったら温泉まんじゅう作るかな?」「文太さん、そもそも専属和菓子職人にしちゃあ色気ありすぎだったもんな。この結末に向けての池内万作という配役の妙」「寿恵子と万太郎の顔を手で覆う仕草がかわいすぎる」などと祝福の声が相次いだ。

続きを表示

この記事のフォト

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2023年6月20日のニュース