鈴木大地氏 全仏失格問題に「スポーツ裁判所に訴えてもいいと思う。国際的に言う時は言わないと」

[ 2023年6月11日 10:10 ]

鈴木大地氏
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 ソウル五輪金メダリストで前スポーツ庁長官の鈴木大地氏(56)が11日、日本テレビの情報番組「シューイチ」(日曜前7・30)に出演。全仏オープンテニスの混合ダブルスで加藤未唯(28=ザイマックス)ティム・プッツ(35=ドイツ)組が優勝したことに言及した。

 加藤は女子ダブルス3回戦のマリエ・ブズコバ(チェコ)サラ・ソリベストルモ(スペイン)組との試合での失格が波紋を広げる中、4大大会で悲願の初優勝。全仏での日本勢のこの種目の優勝は97年の平木理化、22年の柴原瑛菜に続く2年連続3人目の快挙となった。センターコートでの表彰式で、加藤は準備してきた紙を読み「ここ数日は精神的に苦しかったが、多くの方からの温かいメッセージが支えになった。失格は不運だったが、前を向いて全力を尽くせた」と涙を浮かべた。4日前の女子ダブルス3回戦で失格した際はショックで「もう帰ろうかな」と思ったが、プッツに「長い間ハグされた」ことで気持ちが上向いたという。

 失格になった試合では、相手コート側に送った球がボールガールを直撃。危険な行為とみなされて失格になった。加藤自身は強い球を当てたわけではないとの認識で、大会の運営責任者に動画の確認を求めたが「ビデオを見ることはできない。アンラッキーだったね」と突っぱねられたことという。

 鈴木氏は、失格について「私はちょっと厳しいかなと思いました。1度警告だったものが、スーパーバイザーが入ってきて突然失格になった。そのへんの経緯をもう少し説明する義務がある」と言い、「こちらとしても泣き寝入りせずしっかり主張するべき。スポーツで納得がいかないことがあれば、(国際)スポーツ裁判所(CAS)というのがあるんですよ。それに訴えてもいいと思いますし、日本側が何も言わないというのもよくないと思う。言うべきことは言うのがこれからは大事。日本としてはあんまり問題を起こさずにというのがあるんですけど、国際的には言う時は言わないと」と自身の考えを述べた。

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