「岸田総理の政権運営の判断能力に疑問符」 山際大臣“遅過ぎる更迭”に伊藤惇夫氏が苦言

[ 2022年10月25日 15:12 ]

 政治アナリストの伊藤惇夫氏が25日、TBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜後1・55)にリモートで生出演。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との接点が次々と明らかになっている山際大志郎経済再生担当相が辞任したことについて語った。

 山際大臣の事実上の更迭のタイミングについて、伊藤氏は「極めて遅過ぎた」とキッパリ。「本来なら臨時国会が始まる前に閣僚を交代しておくべきだったはず」とした上で、岸田首相に対し、「ここまでズルズル、ズルズル来てしまって…。岸田さんの対応を見ていると、決断しなくていい時に決断して国葬をやってみたり、決断しなくちゃいけないのに、ここまで引っ張って傷口を広げたり、岸田総理自身の政局、政権運営の判断能力に疑問符が付く状況じゃないでしょうか」と厳しく指摘した。

 後手後手の対応になった要因については、「ドミノ辞任を恐れたこともあるでしょうし、任命責任の問題もあるでしょうし、山際さんの親分格は甘利さんなので、党内の実力者に対する配慮みたいなものもあったかもしれません」と予想。その上で「いずれにしても岸田総理自身が、このままいったら国会審議がどうなるかを読めない中で、ズルズル引っ張った結果がこういうことになったんだろうと思います」とあきれ口調で語った。

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2022年10月25日のニュース