藤井王位 豊島竜王との第5局2日目始まる 昼食休憩時点で「藤井優勢」 勝てば棋聖に続く連続防衛

[ 2021年8月25日 12:41 ]

立会人の深浦康市九段(手前右)から豊島将之竜王(手前中央)の封じ手を示される藤井聡太王位(手前左)=25日午前9時1分、徳島市沖浜東の渭水苑(代表撮影)
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 藤井聡太王位(19)=棋聖と2冠=が豊島将之竜王(31)=叡王と2冠=の挑戦を受ける王位戦7番勝負第5局は25日、徳島市の料亭「渭水苑」で2日目が指し継がれ、1日目に後手豊島が封じた46手目は藤井の高飛車に当てる桂跳ねだった。飛車を1段目へ押し込め、さらに豊島が右銀を角獲りに進軍させ、攻勢に出た。

 ところが藤井からの端桂の返し技に、豊島に何か誤算があったのか、当てられた飛車を一つ引いた。進めたばかりの銀を放置して相手に渡す、銀損を甘受する応手に検討陣からは「藤井優勢」の声が出始めた。7番勝負はここまで3勝1敗で、藤井が勝てば棋聖戦に続く連続防衛となる。

 午前12時半からの昼食休憩までに55手進んだ。持ち時間8時間のうち、藤井は4時間52分、豊島は5時間59分消費した。昼食メニューは両者鉄火丼。

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2021年8月25日のニュース