22年大河「鎌倉殿の13人」中村獅童が梶原景時!ほぼカットの初大河「春日局」の「苦い思い」が“原点”

[ 2020年11月20日 14:02 ]

2022年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に梶原景時役で出演することが決まった中村獅童(C)NHK
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 ヒットメーカーの三谷幸喜氏(59)が脚本を手掛け、俳優の小栗旬(37)が北条義時役で主演を務める2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の新キャストが20日、番組公式ツイッターで発表され、歌舞伎俳優・中村獅童(48)の出演が決まった。御家人筆頭・梶原景時を演じる。三谷氏自らが動画で官房長官の記者会見風に16日から5日間連続で総勢24人の第1次出演者を発表する異例のスタイル。最終日、獅童が22人目に名を連ねた。

 大河ドラマ61作目。主人公は鎌倉幕府の第2代執権・北条義時。源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。新都・鎌倉を舞台に繰り広げられるパワーゲームを描く。三谷氏は04年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本、小栗は大河初主演に挑む。

 梶原景時は寝返り、重臣筆頭となる謎の敵将。獅童は「歌舞伎では『梶原平三誉石切』という演目や、その他さまざまな演目にも度々登場し、私自身も演じたことがあります。その人柄は大悪人と言われることも多い、悲劇の武将『梶原景時』。でも三谷さんのことだから、ただの悪人というわけではないはず。諸説ある歴史背景とともに、三谷さんがどのように描いてくださるか、今からワクワクしています」と興奮。

 大河ドラマ出演は昨年「いだてん~東京オリムピック噺~」以来、3年ぶり7作目。初大河となった1989年「春日局」は「高校生の時、歌舞伎以外のお芝居の経験がほとんどなく、手も足も出なく、出演部分のほとんどがカットされていました。もしかすると、その時の苦い思いが今日まで役者を続けてこられた要因になっているのかもしれません」と“原点”を明かした。

 初日(16日)に発表されたのは、小池栄子(40)片岡愛之助(48)松平健(66)佐藤二朗(51)の4人。小池は主人公・北条義時の姉にして鎌倉幕府初代将軍・源頼朝の妻・北条政子、愛之助は義時の兄・北条宗時、松平が平家の総帥・平清盛、佐藤はタイトルにある“13人”の1人にして頼朝の側近・比企能員(ひきよしかず)を演じる。

 2日目(17日)に発表されたのは、中川大志(22)小泉孝太郎(42)南沙良(18)野添義弘(62)杉本哲太(55)の5人。中川は“武士の鑑”と言われた若手御家人筆頭・畠山重忠、小泉は清盛の三男にして後継者・平宗盛、南は頼朝の愛娘・大姫(おおひめ)、野添は“13人”の1人にして頼朝の従者・安達盛長、杉本は頼朝の叔父・源行家を演じる。

 3日目(18日)に発表されたのは、山本耕史(44)横田栄司(49)辻萬長(76=「辻」は一点しんにょう)宮澤エマ(31)阿南健治(58)の5人。山本は義時の盟友・三浦義村、横田は“13人”の1人にして鎌倉幕府軍事長官・和田義盛、辻は義時の祖父・伊東祐親(すけちか)、宮澤は義時の妹・阿波局(あわのつぼね)、阿南は相模の豪族・土肥実平を演じる。

 4日目(19日)に発表されたのは、坂東彌十郎(64)金子大地(24)新納慎也(45)迫田孝也(43)栗原英雄(55)の5人。彌十郎は“13人”の1人にして義時の父・北条時政、金子は頼朝の長男・源頼家、新納は頼朝の異母弟・阿野全成(あのぜんじょう)、迫田は頼朝の異母弟・源範頼、栗原は“13人”の1人にして鎌倉幕府行政長官・大江広元を演じる。

 最終日(20日)に発表されたのは、菅田将暉(27)小林隆(61)。菅田は天才軍略家・源義経、小林は“13人”の1人にして鎌倉幕府司法長官・三善康信を演じる。

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2020年11月20日のニュース