「安楽椅子探偵」8年ぶり帰ってくる!正解率0.2%、難解ミステリー

[ 2016年12月6日 08:00 ]

8年ぶりに帰ってくる「安楽椅子探偵」
Photo By 提供写真

 ミステリー界を代表する作家・綾辻行人氏(55)と有栖川有栖氏(57)が原作を書き下ろす、ABCテレビの本格推理ドラマ「安楽椅子探偵 ON STAGE」が8年ぶりに帰ってくる。

 99年の第1作から08年までに7作が放送された視聴者参加の犯人当てドラマ。1週目に出題編、2週目に解決編が放送され、当時「史上、最も難しい推理ドラマ」と言われた。

 ドラマの中に隠されたトリックは録画して、何度も見直さないとわからない超難解なもの。ビデオがすり減るまで見たファンもいたとか。前回の第7作では、応募者2万4321人の中で、正しい推理で犯人を的中したのはわずか46人。正解率0・2%という数字がこのドラマの特異性を物語っている。

 これまでの放送では、2ちゃんねるに何本もスレッドが立ったり、大阪市のリーガロイヤルホテルでファンが集まり、パブリックビューイングが行われたこともあった。今回はインターネットの動画配信サービス「GYAO!」、番組公式ホームページやツイッターでの同時配信もあり、これまで以上の盛り上がりは必至。

 人気作家2人の合作だが、映像ミステリーのため小説化はできないのも、このドラマの希少価値を高めている。綾辻氏は「待ちわびてくださった方も、過去の作品をご覧になっていない方にも面白い作品になるよう挑みました」と言えば、有栖川氏も「お正月気分が吹き飛ぶ難問を用意しました」と自信のコメント。

 出題編が来年1月5日(深夜0・30)、解決編は同13日(深夜1・34)に放送。

続きを表示

2016年12月6日のニュース