東山紀之 元祖大岡越前・加藤剛との共演に手応え「精神受け継ぐことできたら」

[ 2016年12月6日 17:05 ]

「大岡越前スペシャル」の会見に出席した加藤剛
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 少年隊の東山紀之(50)が6日、主演するNHK・BSの新春時代劇「大岡越前スペシャル」(2017年1月3日後7時半)の会見を東京・渋谷区の同局で行った。

 2013年から江戸南町奉行の大岡忠相を演じている東山は、1970~99年の30年にわたりTBSで同じ役を演じた加藤剛(78)と共演。「加藤剛さんの大岡越前を見て育った世代。まさか自分がこの役をできるとも、加藤さんとご一緒できるとも思っていなかった。先輩の素敵な役で、日々模索しながら加藤さんだったこうするだろうなと思いながらパート3までできたことで、ちょっとご褒美をいただいたかな」としみじみ話した。

 対する加藤は、2006年のスペシャルドラマ以来10年ぶりとなる東映京都撮影所での撮影に「おなじみのスタッフや共演者の方々、本当に懐かしい境地でいっぱいだった。これが最後という思いで出させていただいた」と感慨深げ。東山・大岡も見ていたそうで「なかなか正義感のある、温かい心を持った大岡を演じている。とてもうれしく思うし、これからもその気持ちで頑張ってほしい」とエールを送った。

 今回は東山が、お白洲で浪人の加藤を裁く設定だったため「ある程度覚悟をもって、よしっというスイッチが入っていたのでドキドキよりワクワクの方が大きかったが、途中から里見浩太朗さんら先輩たちが集まってくる緊迫した状況になってだんだん緊張してきた」と苦笑い。それでも、「加藤さんと目を合わせて芝居をしたことで、その精神を受け継ぐことができていれば」と手応えをつかんでいる様子だった。

 また、連続ドラマからレギュラー出演している加藤の次男の加藤頼(36)は、「加藤家にとっては生活の一部のような作品。父とこの役で共演できて、1役者としても息子としても幸せな時間でした」と感無量の面持ち。ミムラ(32)、松原智恵子(71)、津川雅彦(76)ら他の共演者も賛辞のオンパレードで、加藤は「なんだか、皆が私のことを語る会になってしまいましたね」と恐縮していた。

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2016年12月6日のニュース