国仲涼子「おばぁ…寂しいです」ゴリ「笑顔で生きることが大切だと…」

[ 2015年12月7日 05:30 ]

06年12月、NHK「ちゅらさん4」について語る(左から)平良とみさん、国仲涼子、田中好子さん

ちゅらさん「おばぁ」の平良とみさん死去

 NHK連続テレビ小説「ちゅらさん」の「おばぁ」役で知られる女優の平良とみ(たいら・とみ、本名平良トミ子=たいら・とみこ)さんが6日午前4時27分、敗血症による呼吸不全のため沖縄県那覇市内の病院で死去した。87歳だった。平良さんの死を「ちゅらさん」で共演した国仲涼子らが偲んだ。

 ▼国仲涼子 ちゅらさんの撮影では長い間お世話になりました。撮影の時も、普段の会話の時も「おばぁ、おばぁ」とみんなから慕われ小さい体からあふれるパワーは、みんなに元気を与えてくれました。大変な撮影の中、毎日顔を合わせると「体調大丈夫?」とずっと私の体を気遣ってくれて、本当に自分のおばあちゃんのようでした。楽しい思い出は数え切れません。感謝の気持ちでいっぱいです。おばぁ…寂しいです。本当に本当に、ありがとうございました。安らかにお眠りください。

 ▼ガレッジセールゴリ(「ちゅらさん」に出演) とてもカワイイ人でした。大先輩ですけど、いつもカワイイと思っていました。笑った時のくしゃっとした顔がいとおしく、すぐに場が和みました。つらくても苦しくてもいつでも笑って笑顔で生きることが大切だということを教えてもらったような気がします。もうご一緒できないのがさみしいです。ご冥福をお祈りいたします。

 ▼ガレッジセール川田(同) 凄く優しくしてくれて本当のおばあちゃんみたいでした。おばぁの優しい声が今でも忘れられません。ご冥福をお祈りいたします。

 ≪舞台の小浜島にも悲しみ広がる≫「ちゅらさん」の舞台となった小浜島(沖縄県竹富町)にも悲しみが広がった。撮影には島民も協力し、地元の祭りに平良さんが顔を出したことも。公民館長の大久英助さんは「おばぁ役でお茶の間をにぎわしてくれて島の観光にも貢献してくれた。亡くなったと聞いて残念だ」と落胆。平良さんが立ち寄った際に、お茶を出して会話を交わしたという民宿「かやま荘」の前本清幸さんは「島の文化を聞かれたのが印象に残っている」と惜しんだ。

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2015年12月7日のニュース