出川哲朗 ドッキリなしイベントに「主催者、何考えてるんですか」

[ 2015年12月7日 21:09 ]

映画「ザ・ウォーク」公開記念CMナレーション公開収録に出席した出川哲朗

 お笑いタレントの出川哲朗(51)が7日、都内で映画「ザ・ウォーク」(来年1月23日全国公開)公開記念CMナレーション公開収録を行った。

 同作は米ニューヨークのワールドトレードセンター間を直径2・2センチのワイヤーでつなぎ、高さ411メートルの道なき空間を“命綱なし”で歩いた、世界一危険でヤバい男フィリップ・プティの実話を、名匠ロバート・ゼメキス監督が映画史上に残る3Dで描いた作品。

 同作にちなみ、高さ41・1センチのお立ち台に上がりCMナレーション撮りを行うことになった出川は、お立ち台にドッキリが仕掛けられているかと思い、「見るからに怪しいでしょ!」と恐る恐る上がるも、何の仕掛けもなく「おい、何にもねえのかよ!主催者、何考えているんですか。普通ボコって行ったり、中にザリガニが入っているとかあるでしょ!」と日本一のリアクション芸人として激怒。

 さらに、ナレーションを行う際も台本なしでご自由にと丸投げされると「アフレコってこんなに雑でしたっけ?あんまりやったことないから分からないけど」と不信感を募らせ、ナレーション撮りを終えOKが出ると、納得がいかなかったのか「大丈夫なんですか?絶対ダメでしょ。マスコミの皆さん、僕は今(映像を)見たばかりでやらされているからこんな感じになったけど、これをそのまま流されると営業妨害になる」と不安がっていた。

 その後の囲み取材で出川は、「今回はこの主人公の生き様を見てほしかったので、あえて(ドッキリは)いらないですね。さっき『普通のじゃねえか』とか言ってごめんなさい」と謝罪し、「僕はなんの後悔もない。この主人公にスポットを当てていただきたいので、僕なんてぼかしでもいいくらいです」と言い放った。さらに「(主人公と)いろんなことに挑戦するっていう気持ちは一緒だったので、僕もまだまだやらなきゃダメだなって刺激をもらいました」と感銘を受けていた。

 もし411メートルで綱渡りをしろと言われたらどうするか聞かれると「今ならやります。今ならできます。今のテンションならできます。命綱なしでも今すぐならできます。それくらい刺激をもらいました」と声を張り、「ただ、1回寝たら分からないですよ。明日になったらテンションが下がってるかもしれないけど」とコメントして報道陣を沸かせた。

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