優作さん娘ベール脱ぐ 6月CDデビュー、12年から素性隠し活動

[ 2015年5月12日 05:30 ]

「Young Juvenile Youth」のデビューCD「Animation」のジャケット

 名優の故松田優作さん(享年40)の長女が、6月にCDデビューする。

 エレクトロニックユニット「Young Juvenile Youth」のボーカル、Yuki(ユウキ、年齢非公表)。2012年から素性を明かさずにライブハウスなどで活動し、音楽ファンの間では“謎のシンガー”として話題になっていた。ミニアルバム「Animation」が6月3日に発売されることが決まり、“正体”を明かすことになった。顔立ちは、母で女優の松田美由紀(53)にそっくり。兄の松田龍平(32)、松田翔太(29)も俳優として活躍する役者一家だが、優作さんはかつて大阪でライブをしたこともあり、父親から音楽の才能を受け継いだようだ。

 高校時代に3年間カナダに留学し、友人の影響で作詞や音楽制作を開始。その後、米国で2年間、音楽や芸術を学んだ。

 ユニットは、電子音楽家のJemapur(ジェマパー、年齢非公表)との男女デュオ。Yukiが動画サイトに投稿されていたJemapurの作品を見てほれ込み、コンタクトをとって結成。楽曲はYukiが作詞を担当し、英語と日本語が交じった歌詞と透き通った歌声が特徴的。配信サイト「iTunes」が注目のニューアーティストを紹介する企画で取り上げるなど、革新的なユニットとして活躍が期待されている。

 Yukiは「音楽を聴いて、その人なりの視点や感性で理解して、作品の意味を広げてもらえたらうれしい。そうした時にそれは音楽の枠を超えた一つの芸術になるんだと思います。多くの人に聴いてもらいたいです」と呼び掛けた。家族も応援しており、翔太は周囲に「こんな妹がいてうれしい」と話しているという。

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