佐藤浩市&本田翼 30歳差プラトニック愛!?映画の話ですが…

[ 2014年9月11日 07:45 ]

映画「起終点駅 ターミナル」で主演する佐藤浩市と本田翼

 俳優の佐藤浩市(53)と女優の本田翼(22)が映画で30歳差のプラトニック・ラブを繰り広げる。篠原哲雄監督の「起終点駅 ターミナル」(来年秋公開)で、直木賞作家・桜木紫乃さんの同名小説が原作。佐藤が釧路で一人暮らす55歳の弁護士役で主演。本田が覚せい剤使用で逮捕された25歳のヒロイン役を演じる。

 昨年、「ホテルローヤル」で直木賞を受賞した桜木さんの小説が映画化されるのは初めて。佐藤は女性用サイト「マイナビウーマン」による「アラフィフ世代の素敵な俳優」ランキングで1位に輝くなど、年齢を重ねながら魅力を増している俳優。一方、本田もエンタメサイト「オリコンスタイル」の期待の女優部門1位に選ばれるなど、今最も注目される若手の一人。理想的な“年の差カップル”と言え、初の共演作は大きな注目を集めそうだ。

 物語は30年前に妻子を捨てた弁護士が主人公。ヒロインの弁護を引き受け、その孤独を知るうちに自身の過去がよみがえるという展開で、2人は心を通わせていく。過去を持つ者同士の心の交流が中心に描かれ、2人は「手も握らない、キスもしない」という異色のラブストーリーだ。

 8月末に撮影を始め、釧路市周辺でオールロケを敢行中。孤独や苦労をにじませるため、白髪やヨレヨレのスーツで役作りする佐藤は「人ごとのようにこの映画を見ながら、終わり近くでは、身につまされる切なさと、小さな救いのある映画になるよう釧路で頑張ってます」。本田は「ヒロインが生まれ育った土地で演じることにより、いつもと違う自分を見せられたら」と話している。

 女優の尾野真千子(32)が主人公の過去の恋人役で出演。「篠原組は2度目ですが、新たな尾野真千子が見せられたら」と張り切っている。

 ≪「東京タワー」では20歳差カップルが話題≫年の差恋愛を描いた映画には97年公開の「恋と花火と観覧車」などがあり、同作では長塚京三(69)と松嶋菜々子(40)がカップル役で共演。妻をがんで失った中年サラリーマンが、親子ほど離れた若い女性から慕われるという物語だった。一方、05年公開の「東京タワー」ではV6の岡田准一(33)と黒木瞳(53)の20歳差カップルが話題になった。

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2014年9月11日のニュース