藤山寛美さんと名コンビ 俳優の小島秀哉さん死去

[ 2012年7月18日 06:00 ]

 俳優の小島秀哉(こじま・ひでや、本名小嶋秀哉)さんが17日午前5時42分、右腎がんのため大阪府吹田市内の病院で死去した。78歳。広島県出身。

 ことし6月に体調を崩し、検査をしたところがんが見つかり入院していた。通夜は18日午後7時、告別式は19日午前11時30分、同市桃山台5の3の10、公益社千里会館=(電)06(6832)0034=で営まれる。喪主は実弟の利信(としのぶ)さん。

 小島さんは1953年に松竹新喜劇に入団し、68年には藤山寛美さんと共演した舞台「下積みの石」で芸術選奨文部大臣新人賞を受賞。寛美さんとは、「人生双六」など数々の舞台で名コンビぶりを発揮した。

 77年に新喜劇を退団し、小沢昭一主宰の芸能座に参加。MBS系ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」への出演や藤山直美との舞台共演など幅広い活躍を見せた。ことし1月に中日劇場で開かれた「舟木一夫特別公演」が最後の舞台となった。

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2012年7月18日のニュース