欽ちゃん 東貴博&安めぐみ結婚披露宴で父親“代役”

[ 2012年7月9日 06:00 ]

結婚披露宴で、札束と金塊を手にする東貴博と安めぐみ

 昨年12月に結婚したタレントの東貴博(42)と安めぐみ(30)の結婚披露宴が8日、東京都港区のザ・プリンスパークタワー東京で行われた。新郎の父で人気コメディアンだった東八郎さん(88年に52歳で死去)に代わり、萩本欽一(71)が父親席に。師匠への恩返しの場で「きれいなお嫁さんにビックリしているんじゃないかな」と感無量の表情を浮かべた。

 タレント仲間を中心に約380人が出席。クライマックスで新郎新婦からの花束贈呈の前に、ひと言を求められた萩本は「(八郎さんの代わりの)お父さんオーディションに受かってこの場にいることができました。以上です」。あまりに短いあいさつに会場は爆笑に包まれた。

 八郎さんは恩師。そもそも「欽ちゃん走り」の足の運び方は八郎さんをまね、「全部まねじゃいけないから」と手を動かすことを加えた。88年に脳出血で亡くなった際は葬儀委員長を務めた。葬儀後に語った思い出話がきっかけで、当時18歳だった東は芸能界入りを決意。その後は東を師匠として支え、5月11日の浅草寺での挙式でも父親代わりを務めた。

 東は花束を渡した後、母の裕子さんに「表彰状」を読み上げ、「父親代わりに育ててくれてありがとう」と号泣。その後、涙をピタリと止めて、お笑いタレントの顔に戻ると、萩本に「以下同文!」と手渡して笑いを取った。弟子の、ここ一番のギャグ的中に、萩本もうれしそうに笑った。

 80年の三浦友和(60)と百恵さん(53)の結婚式も会場には行かず、途中で引き返した逸話もあるほどの恥ずかしがり屋。著名人の結婚式にはあまり顔を出さないが、恩師の息子から「東家の父親役オーディションの合格通知」が届き、「合格しちゃったのね」と大役を引き受けたという。

 無事に披露宴を見届けると「東さんはあんな素敵なお嫁さんに来てもらってビックリしていると思う。これだけ多くの人が来てくれて、親父の偉大さが分かったんじゃないの」と目尻を下げた。そして「本当にありがとうございました。父・東八郎より」と深々と頭を下げ、最後まで代役を務めきった。

 6日が命日で、東は墓参したばかり。その父親の代わりをしてくれた萩本に「こういう席が得意じゃないのに、最後まで務めてくれて本当に感謝しています」としみじみ話した。

 ◆主な出席者 萩本欽一、伊東四朗、小松政夫、三宅裕司、小倉久寛、小堺一機、堀内孝雄、中山秀征、深沢邦之(Take2)、中村メイコ、ラサール石井、真矢みき、清水ミチコ、薬丸裕英、モト冬樹、石塚英彦(ホンジャマカ)、ネプチューン、ウド鈴木(キャイ~ン)、カンニング竹山、土田晃之、渡部建(アンジャッシュ)、草野仁、いとうせいこう、萬田久子、宮崎美子、ガダルカナル・タカ、橋本志穂、国生さゆり、松嶋尚美(オセロ)、友近、蛯原友里、アジアン、里田まい、ほしのあき、DAIGO、ギャル曽根、和希沙也、西川史子、森末慎二、桂由美(デザイナー)、園山真希絵(料理研究家) =順不同、敬称略

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