“韓流”ミュージカル上演差し止め認めず 

[ 2011年10月3日 20:06 ]

 韓流アイドルらが出演し、8日から大阪で上演予定のミュージカル「美女はつらいの」をめぐり、原作とされる漫画の作者鈴木由美子さんが「著作権を侵害された」として、主催者の松竹に上演差し止めを求めた仮処分で、東京地裁は3日、申し立てを却下する決定をした。

 大須賀滋裁判長は、決定理由で著作権侵害を否定。松竹は「正当な判断。公演は予定通り実施する」とし、鈴木さんの著作権を管理する講談社は「極めて遺憾。さらなる法的措置を検討する」としている。

 ミュージカルは、女性グループ「KARA」のリーダーのギュリ、男性グループ「超新星」のソンジェらの出演が話題になっている。

 講談社によると、1997年に発売された鈴木さんの「カンナさん大成功です!」が原作で、鈴木さんは、自分の許諾を得ていないと主張。松竹は「著作権は2008年に韓国でミュージカルを上演した韓国企業にあり、公演の許諾を得ている」と反論していた。

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2011年10月3日のニュース