くいだおれ太郎がタレント宣言

[ 2008年10月20日 16:20 ]

 7月に閉店した大阪・道頓堀の食堂「大阪名物くいだおれ」の柿木道子会長(67)ら創業家が20日、大阪市内で記者会見し、看板人形「くいだおれ太郎」が有料でイベントやCMに出演する“タレント活動”を始めると発表した。

 創業家は先月、マネジメント事務所「太郎カンパニー」を設立し、タレント活動を「くいだおれ太郎プロジェクト」と命名。大手広告代理店やイベント会社と、賃貸料や出演料などを検討している。既に複数の企画提案があるという。
 地元商店街やファンの要望を受け、イベント出演などがない期間は道頓堀に置く方針。空き店舗の活用策についても詰めを急ぐという。
 太郎の去就をめぐっては、買収などの打診が200件以上あった。売却せず、タレント化の道を選んだ理由について、柿木会長は「少しでも道頓堀や大阪がにぎやかになればいいと思って決断した」と説明。「一緒に働いて、太郎がぐれたり、悪の道に進んだりしないようにしたい」と語った。
 太郎も「よろしゅうおたの申します」と書かれた吹き出しで意気込みをアピールした。

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2008年10月20日のニュース