小百合 レオ祝福「今度は勝って胴上げを」

[ 2008年9月27日 06:00 ]

夕張で竹中直人(左)と植樹祭に臨む吉永小百合

 女優の吉永小百合(63)が26日、財政再建に取り組む北海道夕張市を訪れ、市民にエールを送った。11月1日に公開される主演映画「まぼろしの邪馬台国」(監督堤幸彦)のキャンペーンの一環で、植樹祭と特別試写会を開催して市民を感激させた。大の西武ファンで知られる吉永はこの日夜、東京に戻ったところで優勝を知り「伸び伸び野球が花開いた」と4年ぶりのパ制覇を喜んだ。

 約350億円の負債を抱え、昨年から18年計画で再建に乗り出した夕張市。05年公開の主演作「北の零年」のロケが同市で行われたこともあり、吉永にとっても人ごとでは済まされない場所だ。
 「撮影の時にお世話になったお礼に」と自ら提唱したのが桜の木の植樹。4年連続となった今年も、共演した竹中直人(52)とともに最新作「まぼろしの邪馬台国」を引っ提げて夕張入り。ロケセットが保存されている市内「希望の杜」で植樹祭を実施した。
 セレモニーには高橋はるみ道知事をはじめ約200人の市民が参加。地元の幼稚園児らと桜の苗木を植えた吉永は「夕張の未来を支える子供たちの姿を見て胸が熱くなっています。桜の季節ではありませんが、満開になってたくさんの方が見学に訪れることを願っています。大変な状況の中、皆さんも頑張ってください」と激励。竹中も「ゆうばり映画祭で訪れたことがあり大好きな町。皆さんが元気でいられるように陰ながら応援したい」と力強く約束した。
 この後、市民会館で行われた試写会にも満席600人の市民が参集。舞台あいさつした吉永は「封切り前に夕張の皆さんに見ていただけてとてもうれしい」とスピーチし、盛んな拍手を受けた。
 この日夜には、西武が同じ北海道の札幌で日本ハムと激闘。試合には負けたものの、4年ぶりのペナント奪回を達成。東京に到着したところで優勝決定を知った吉永は、ホッとした表情で「ライオンズ優勝おめでとうございます。スタッフも選手も若くて伸び伸びとした野球が花開きました。クライマックスシリーズまでさらに力をつけて、今度は勝って渡辺監督を胴上げしてください」と祝福した。

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2008年9月27日のニュース