パドレス・ダル 日米198勝!3人目大台あと2 10イニング連続無失点で古巣にリベンジ

[ 2024年5月8日 01:30 ]

ナ・リーグ   パドレス6-3カブス ( 2024年5月6日    シカゴ )

パドレス・ダルビッシュ(AP)
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 古巣を相手に、熱いリベンジの思いに燃えていた。パドレス・ダルビッシュが敵地のカブス戦で今季7度目の先発。5回83球を投げて3安打無失点で5奪三振と牛耳り、今季2勝目を手にした。

 「前回登板よりコントロールが良くなかったけど、球の力はあったし体も元気だった。結果につながって良かった」。18年から3年間、カ軍に所属。リグリー・フィールドは慣れ親しんだ球場で、パ軍移籍後の22年6月13日にマウンドに上がった時は「感慨に浸っていた」という。しかし、この日は違う。4月8日に本拠地で対戦した際に3回4安打4失点と打ち込まれ「4月にやられたのをやり返すことに集中した」。熱い思いは指先からボールへと伝わった。

 初回、先頭ホーナーにいきなり二塁打を許すも、1死三塁で3番ハップを94・5マイル(約152キロ)の直球で空振り三振。4回まで毎回走者を背負うが、速く、小さく曲がる切れ味満点のスライダーも駆使して得点を許さなかった。これで今季初勝利を挙げた前回登板から10イニング連続無失点。日米通算198勝とし、節目の数字まで残り「2」に迫った。

 37歳。年を重ね、ダルビッシュの探究心はより旺盛になった。この日は自己最多16勝を挙げた22年の投球フォームをイメージ。理由は「体の強さに比べて球速が出ない時が今年は多いから」。映像の確認はもちろん、書籍なども読み返して好調時の姿を思い出した。

 次回は中5日で12日(日本時間13日)のドジャース戦が濃厚だ。大谷とは既に今季2度対戦して5打数1安打2三振。3度目の対決も制し、そのまま節目の記録に突き進む。

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