宮本和知氏 巨人ドラ1西舘勇陽はピンチの“火消し”に最適?「ランナーはほぼほぼスタート切れない」

[ 2024年1月22日 16:54 ]

宮本和知氏
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 巨人の元投手チーフコーチで、現在は女子チームのGM兼監督を務める宮本和知氏(59)が20日に生放送されたニッポン放送「ショウアップナイタースペシャル ラジオペナントレース」(土曜後5・50)にゲスト出演。巨人のドラフト1位ルーキー、西舘勇陽投手(21=中大)の起用法について語った。

 この日は「2024ジャイアンツスペシャル」と題して球団OBの宮本氏のほか、ファン歴がもうすぐ半世紀だという「さまぁ~ず」三村マサカズ(56)、元日本テレビでフリーの青木源太アナウンサー(40)、ファン歴2年でBクラスの巨人しか知らない菖蒲理乃(28)の4人が集結。同局の煙山光紀アナウンサー(61)を進行役に激論を交わした。

 そのなかで、生放送当日の午前中から昼過ぎまで川崎市のジャイアンツ球場にいて情報収集し「新しい情報を皆さんにお届けします!」「ルーキーのことはちょっと任せてほしい!」と最初から意気込んでいた宮本氏。

 トークテーマが今季の新人に及ぶと「西舘くん!中央大学!阿部監督のね(後輩)!」と早くもノリノリ。「今、阿部新監督が言ってるのは西舘選手をどういうふうに使うか。先発なのかリリーフなのかっていうのは、まずね、きょう、僕、本人に聞いたの」と西舘を“直撃”してきたことを明かした。

 西舘は「まだ分かりません」と答えたそうで、宮本氏が「でも、自分の気持ちはあるでしょ?」と畳みかけても「いや、僕はなんでもいいんです」と先発、リリーフどちらでもこだわりがないことを本人は強調したという。

 先発、中継ぎ、抑えとなんでもこなす西舘への期待は大きいが、宮本氏はその起用法について「阿部新監督の性格からすると、まずはリリーフで使うと思いますよ」とし、「まずリリーフで使って、そして、良きところで頭(先発)にもっていくかっていう可能性はありますよね」と予想した。

 「ただ、今、先発ローテーションのピッチャーが頭数はいるんですよ。そのなかでそこに入っていくよりもリリーフとかそういったところで。2軍から1軍に上げる選手、ピッチャーでもまずは敗戦処理からやらすと阿部慎之助監督が言ってるわけですよ。いきなり、いいから、勝ちゲームに投入することはしないって言ってるんですね。われわれの時代はそうだったんですよ」。

 そのうえで、常時クイック投法で投げながら最速155キロを誇る右腕だけに「ランナーはほぼほぼスタート切れないと思います」と断言。「だからたとえばいいところで出て行ってね。ランナー一、二塁とかで出て行って、そこで行けるっていうのはいいかもしれない。たとえばランナー一塁、足の速い選手が一塁に出た時にポーンと西舘に代えるとかね」とイニング途中のピンチで火消しに向かうセットアッパーとして適性があるのではないかと“解説”していた。

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