古田敦也氏 大谷翔平の引退後にビッグな願い「ちょっとピンチな球団、一つぐらい買ってくれたらね」

[ 2024年1月22日 21:17 ]

古田敦也氏
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 BS日テレの特番「4年ぶり!ハワイに集結 日本プロ野球名球会」(後4・00)が21日に放送され、元ヤクルト監督で名球会理事長の古田敦也氏(58)が、エンゼルスからドジャースに移籍した大谷翔平投手(29)に対するとてつもなく大きな願望を語る場面があった。

 名球会は昨年12月、4年ぶりにハワイでチャリティーゴルフを開催。その合間に古田氏が上原浩治氏(48)、藤川球児氏(43)の元メジャーリーガー2人にスペシャルインタビューを行った。

 そのなかで、ドジャースと10年総額1000億円超の大型契約を結んだ大谷の話になると、藤川氏が「来年は二刀流ができない状態でプレーするのにも関わらず、あれだけの大きな契約で。もしかしたらトミー・ジョン(手術)してますから、投手としてこのあといけるかどうか確約はないんですよ。ないけれど、あの契約が出来てるっていうのはやっぱり信用と彼の取り組みが素晴らしいから絶対復活するだろうという確約が取れているんでしょう、練習態度とかストイックな部分から。僕は同じ手術したけど、契約がやっぱり弱くなりましたから。打つだけだったらあの評価にならないはずなんで。復活することが見越せているっていう彼の努力の姿っていうのはあるんじゃないかな」とまずはコメントした。

 これに、古田氏は「お二人もデカいし、日本人離れしているって言われたけど、彼(大谷)はホンマに離れているよな、日本人から」とそのスケールの大きさに思わず笑み。

 身長1メートル87の上原氏は「(体を)大きくしてあれだけ投げられるのが僕は不思議でしゃあないですね」とし、同1メートル85の藤川氏は「しかも走れるでしょ。肉離れも聞いたことがないですから。どんな筋肉して、マッサージどうしてんのかな、とか」と“あり得ない”ぐらい規格外な大谷に全員で舌を巻いた。

 大谷は野球のプレー面だけでなく、社会貢献に私財を投じるなど人格者としても知られる。古田氏は「野球やめてからも毎年100億円入ってくるってみんなにバレてるからさ。世のため人のためにやるしかないんじゃないですか?」と大谷の引退後について冗談めかしつつ、将来的には「大谷財団の理事長になられて、世界中の人を救う」として「ちょっとピンチな球団、一つぐらい買ってくれたらね」と笑顔でポツリ。

 古田氏は2004年にプロ野球再編問題が発生した際には日本プロ野球選手会の会長として球団側と交渉し、史上初のストライキも経験しているだけに「メジャーリーグ買わずにぜひ日本の球団を。(今後再び)出てくるかもしれない。10年に1回、20年に1回、たまに出てきてさ、またややこしいこと起きてさ」との言葉には実感がこもっていた。


 

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