江川卓氏 「唯一無二」のライバル関係が始まった逸話を明かす「あれを報道陣が見て…」

[ 2024年1月7日 11:11 ]

江川卓氏
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 野球評論家の江川卓氏(68)が7日までに自身のYouTubeチャンネルを更新。ゲスト出演する西本聖氏(67)との「ライバル関係」が始まったとされる逸話を明かした。

 1980年代の巨人投手陣を支えた両エースによる対談3回目。話題は、2人がまだ若手だった79年オフの伊東キャンプに移った。その年5位に終わった巨人は、長嶋茂雄監督(当時)が戦力底上げの必要性を痛感。若手中心のメンバーを約1カ月間、鍛え抜いたキャンプは、そのハードな内容から、今なお「伝説の」という形容詞がつくほどだ。

 2人にまつわる「事件」は、その期間中に起きた。ブルペンの隣同士で投げ始めた両雄は、いつまで経っても投球をやめない。2時間を超え、ともに球数が300球を超えて、ついにボールを受ける捕手がストップをかけ、異様な雰囲気に包まれた「投げ合い」は強制終了となった。

 江川氏に「先にどっちが投げ始めたの?」と聞かれた西本氏は「一緒くらいじゃない」と言いながら、「(どちらか)早いとしたら、年上だから江川さんが先にブルペンに行ったと思うよ」と記憶を手繰り寄せるように答えた。江川氏によると、シーズン中などは一緒に投げることはなかったそうで、キャンプならではの光景だったようだ。

 江川氏が「(やめなかったのは)ニシがやめなかったから」と言うと、西本氏は「違う違う。江川さんがやめないから」と、当時の意地の張り合いがよみがえったように? 言い返した。「オレも横見て(江川さんが)終わらないから、これがもう負けられない」と西本氏が持ち前の負けじ魂を口にすると、江川氏は「あれを報道陣が見て、仲悪いのかな、と思ったのかな」と2人の関係が違う解釈をされた理由を分析していた。

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