元巨人コーチの木戸美摸さん死去　86歳、虚血性心不全　57年に17勝で最高勝率

78年、長嶋監督（右）と打ち合わせする木戸コーチ
Photo By スポニチ

　巨人の元投手で現役引退後はコーチ、スカウトなどを歴任した木戸美摸（きど・よしのり）さんが昨年12月25日、虚血性心不全のため相模原市の自宅で死去した。86歳。兵庫県出身。5日、巨人が発表した。葬儀は家族葬で執り行われた。

　木戸さんは兵庫・農業短大付（現兵庫農）から、55年に投手として巨人入団。57年には藤田元司と並ぶチーム最多の17勝を挙げ、勝率・708で最高勝率のタイトルを獲得した。61年の現役引退まで現役6年で通算131試合に登板し、26勝15敗、防御率3・28。引退後は1軍投手コーチ、2軍投手コーチ、3軍監督、寮長、スカウトなどを務めた。スカウト時代には通算167勝を挙げた高橋一三を獲得。98年に退団していた。