ツインズ・前田健太 持ち味の安定感発揮できず、今季4勝目は持ち越し 4回0/3を7安打3失点

[ 2023年8月17日 03:53 ]

ア・リーグ   ツインズ-タイガース ( 2023年8月16日    ミネアポリス )

タイガース戦に先発したツインズ・前田(AP)
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 ツインズ・前田健太投手(35)が16日(日本時間17日)、本拠地・ミネアポリスでのタイガース戦に先発。持ち味の安定感を発揮することができず、5回途中でマウンドを降りた。

 立ち上がりから制球に苦しんだ。先頭のバドゥに四球を出すと1死一塁からビアリングに右前打を許し、1死一、二塁のピンチを背負った。しかし簡単には崩れない。4番・トーケルソンを91・6マイル(147・4キロ)の直球で空振り三振、続くカーペンターはスライダーで見逃し三振に仕留めた。26球を要しながらも、慎重にスコアボードに「0」を入れた。

 2回も無失点で終えたが、味方がリードを4点に広げた直後の3回にタイガース打線に捕まった。無死一塁からグリーンに左中間への特大2ランを許し、1死後、4番・トーケルソンにも被弾。試合の中で修正することができず、失点を重ねた。

 5回、先頭のグリーンに中前打を許し、交代を告げられた。本調子でない中、粘りの投球を続けてきたが、今季4勝目をつかむことはできなかった。

 首位を走るチームの中、前田は安定感を際立たせてきた。右肘違和感から復帰した6月23日(同24日)タイガース戦から、この試合まで9試合に登板。先発としての責任投球回の5回をクリアできなかったことはわずかに1度で、6回以上自責点3以下のクオリティースタート(QS)は5度記録。前々回、前回登板と2試合連続で6回1失点の好投を披露するなど、勝負の終盤戦に向け、確実に状態を上げてきたが、この日は本来の力を示すことはできなかった。

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