ロッテ50年ぶり代打逆転サヨナラ弾の角中、7月度「スカパー！サヨナラ賞」受賞

角中（撮影・高橋　茂夫）
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　2023年7月度「スカパー！サヨナラ賞」が17日に発表され、パ・リーグではロッテの角中勝也外野手（36）が初選出された。ロッテ選手の月間賞受賞は昨年7月度の高部部瑛斗外野手に続き、通算14人目。

　角中は7月24日のソフトバンク戦（ZOZOマリン）で9回2死一塁から代打で登場し、オスナから逆転サヨナラ2ランを放った。サヨナラ打は自身6度目だが、サヨナラ弾はプロ17年目で初。代打逆転サヨナラ本塁打は球団では73年5月30日の南海戦の榊に次いで50年ぶり2度目だった。
　以下、角中と一問一答
　―受賞されて。
　「うれしいです。感想ですよね？うれしいです」
　―スカパーで見ているファンの方に。
　「何て言ったらいいんですか、正解は何ですか。いつも試合終了まで見ていただき、ありがとうございます」
　―場面を振り返って。
　「ネクストでは、その前が岡かな。打者が。とりあえず追い付いてくれよという感じでネクストでいて。最悪な形で点が入らなかったので。逆に自分からしたら、投手もオスナだし、もうしょうがないかくらいで。自分の中では割り切っていけました」
　―吉井監督は「本塁打を狙っていたのでは」と話していたが、自身としては？
　「いや、狙いにはいってないですね。そもそもホームランを狙うことなんて、1年で数回くらいしかないので。ホームランを狙っていたわけではないんですけど、オスナのモーションにちょっと後ろ小っちゃくて差され気味になるので。取りあえず差されないようにということは考えていました」
　―あと1死でも応援は大きかった。
　「いや、あの時は結構、集中していたので、全く声援は聞こえていないです」
　―チームは2位と好調だが、要因は？
　「いや、結構（首位オリックスに）離されているから。好調じゃないでしょ、むしろ。結構、深刻な状況だと思うので、それでも2位にいるということは今まである程度みんなで頑張ってきたことが要因だと思うので。でも、上と離されすぎているので、AクラスとかBクラスとかそういうのは関係なく、1試合1試合勝って少しでも上との差を縮めることしか今は考えていないです」
　―今後への意気込みを。
　「もう1試合1試合落とせない、しんどいゲームになってきていると思うので。もう一回一人ひとりができることをやって、チームが勝てればいいかなと思います」