中日　石川同点、宇佐見サヨナラの「ドラ」マチック弾2発で劇的勝利　立浪監督「力がある証拠」

セ・リーグ   中日2―1広島 （ 2023年8月13日    バンテリンD ）

＜中・広＞（左から）9回をノーヒットに抑えた柳、同点ソロの石川昂、サヨナラホームランの宇佐見、球団新記録の26試合連続安打を達成した岡林はお立ち台でポーズ（撮影・椎名　航）
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　敗色気配が漂い始めた0―1の延長10回にドラマが待っていた。

　無死から石川昂が左翼席へ7月22日以来となる起死回生の同点11号ソロを放つと、続く宇佐見が右翼へ移籍後初のサヨナラ弾。巨人時代だった17年8月18日のDeNA戦（東京ドーム）でのプロ1号以来6年ぶり2本目となる劇的アーチで2連勝を飾った。

　9回無安打無失点の先発・柳の快投に報いることはできなかったが、劇的すぎる今季3度目のサヨナラ勝ちは価値がある。立浪監督は「こういう勝利には、よそのチームを見て憧れていましたし、自分が監督に就任してから初めてだし、うれしかった。あそこで打てるのは力がある証拠」と評価した。

　○…宇佐見（中）が10回、中日移籍後初のサヨナラ本塁打。巨人時代の17年8月18日、DeNA戦10回にプロ初本塁打で記録して以来、6年ぶり2本目。日本ハム時代の22年4月6日ロッテ戦では9回にサヨナラ単打。所属3球団でサヨナラ安打は、昨季5月17日に中島（巨）が西武、オリックスに続いて記録して以来。