エ軍監督 大谷の敬遠攻め「問題ない。私も昨年ジャッジに同じことをした」 3試合で5敬遠

[ 2023年8月1日 12:59 ]

インターリーグ   エンゼルス4ー1ブレーブス ( 2023年7月31日    アトランタ )

試合後の囲み取材に応じるネビン監督(撮影・柳原 直之)
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 エンゼルス・大谷翔平投手(29)が31日(日本時間8月1日)、敵地アトランタでのブレーブス戦に「2番・DH」で先発出場。両リーグ最速40号到達はお預けとなったが、3打数2安打で、3試合ぶりのマルチ安打をマークした。エンゼルスは3発のソロが飛び出して4-1でブレーブスを下し、2連勝を飾った。ヤンキースが敗れたため、ワイルドカード争いで1つ順位を上げた。

 初回の第1打席は死球、第2打席は3試合で5個目となる申告敬遠。第3打席は右前打だった。第4打席は、7回、先頭で2番手左腕・ミンターが投じた外角球を拾い、体勢を崩されながらも片手一本で右前へ運んだ。

 9回無死一、二塁のチャンスで迎えた第5打席は中堅へ406フィート(約124メートル)の大飛球を放ったが、ブレーブスの中堅・ハリスがジャンプ一番でキャッチ。惜しくも阻まれた。それでも走者を進め、続くクローンの適時打で1点を加えた。大谷の打率は・305となった。

 投げては先発予定だったキャニングが試合直前、状態が回復せずシルセスが急きょ先発した。ブレーブスの強力打線に対し、5回、オルソンにソロを許したが、5回3安打1失点と力投。救援陣も追加点を許さず、リードを守り切った。

 打線は、30日にロッキーズから通算186本塁打のクローン、同183本塁打のグリチェクと2人の野手を獲得し、即チームに合流。クローンは「3番・一塁」、グリチェクは「7番・左翼」でスタメン出場し、グリチェクは4回に早速移籍1号となる右越えソロを放った。クローンも9回に適時打を放った。

 試合後、エンゼルスのネビン監督は、大谷が敬遠攻めで勝負を避けられることについて「問題ない。彼(大谷)の後ろには走者を還す良い打者がいる。私は彼ら(相手チーム)を責めない。私も同じ事をやっているし、昨年も(ア・リーグ新62本塁打を記録した)ジャッジに同じ事をした。他のチームの監督が何をしているは気にしたことがない」と意に介していない様子だった。

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