オリックス・由伸　初の両リーグ10勝1番乗りへ1日の楽天戦に先発

オリックス・山本
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　両リーグの最多勝争いを見ると、山本（オ）、床田（広）、戸郷（巨）が9勝のトップで並んでおり、今週中にも2桁勝利に届く投手が現れそうだ。3人のうち、山本が先陣を切って1日の楽天戦に先発。前回7月25日の登板ではソフトバンクに敗れ、両リーグ10勝一番乗りを逃してしまい、再チャレンジの一戦になる。パ10勝一番乗りは昨年マークしているが、両リーグ最速なら自身初。オリックスでは、21年の宮城以来となる。

　また、チームで2年連続のパ10勝一番乗りを果たすと、阪急時代の71、72年山田久志（71年は両リーグ一番乗り）以来51年ぶりだ。なお、過去10年間の両リーグ10勝一番乗り投手のうち8人が最多勝を獲得。3年連続の投手4冠（防御率、勝利、勝率、奪三振）を狙う山本が一番乗りなら、早くも1冠“当確”と言ってよさそう。

　登板順の不利はあるがセ2人にも最速10勝の可能性はあり、山本が勝っても、セ一番乗りが狙える。床田、戸郷ともに、両リーグはもちろん、セ10勝一番乗りでもキャリア初。広島では18年大瀬良、巨人では20年菅野（ともに両リーグ一番乗り）以来の記録達成を狙う。（記録課・志賀　喜幸）