【球宴】ソフトB・和田「一番年寄りが真っすぐを投げてどうなるのか」42歳あえて15球オール直球

マイナビオールスターゲーム2023第1戦   全パ８―１全セ （ 2023年7月19日    バンテリンD ）

＜全セ・全パ＞全球ストレート勝負をした和田（撮影・白鳥　佳樹）
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　あえてオール直球で15球。42歳4カ月で全パの最年長登板記録を更新したソフトバンク・和田が7年ぶりの球宴を楽しんだ。

　「若い子が、よくやるじゃないですか。一番の年寄りがね、真っすぐを投げてどうなるのか。ファンの方も喜ぶし、打たれたら思い出にも残りますしね」

　ちゃめっ気たっぷりの左腕は5―0の4回に4番手で登板。事前に女房役・若月と“全直球企画”を話した。先頭のノイジーを143キロで右飛。大山も同球速で捕邪飛。2死で打席には6月9日の巨人戦で被弾した岡本。7球目の高め145キロで空振り三振に斬って雪辱もし「楽しめましたかねー」と笑った。

　16年以来となる出場へ、一番乗りで球場入り。準備も気合も万全だった。昨季に自己最速を更新する149キロをマーク。この日の最速は岡本和に投じた146キロ。5日に左前腕部の張りで抹消後、初実戦だったが問題なし。衰えも感じさせない。球宴の最年長登板は43歳3カ月で18年の第2戦で投げた上原浩治さん。「上原さん、43（歳）ですか。もちろんチャンスがあれば挑戦していきたい」。和田の意欲は止まらない。