鳥谷敬氏「心を整理することが大切」糸井嘉男氏「穏やかな気持ちに」禅リトリート施設「禅坊　靖寧」禅体験

元阪神の鳥谷氏（左）と糸井氏
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　今年4月に兵庫県淡路市にある禅リトリート施設「禅坊　靖寧」が1周年を迎えた。近年は「ヤクルト1000」の大ヒットに代表されるように、睡眠や心身の休息関連への注目度が増し、同施設も人気を博している。

　同月28日には、記念イベントとして元阪神の鳥谷敬氏と糸井嘉男氏が同施設を訪問。21人の参加者とともに、瞑想やリーダーシップに必要な強いメンタリティ等について語るトークセッションを行った。

　司会はスポーツジャーナリストの田中大貴氏。鳥谷氏は自分との向き合い方や瞑想について話す中で「現代では情報が溢れており、そのとき自分に本当に必要なことを知るために、自分と対話し心を整理することが大切」と語った。トークセッション終了後、初めて禅を体験した糸井氏も「自然の中に囲まれた環境下で禅をしたことで、とても穏やかな気持ちになった」と現役時代とは一味違う穏やかな笑みを浮かべた。

　「禅坊　靖寧」は、建築業界で最も権威のある賞のひとつ「プリツカー賞」を受賞した建築家坂茂氏が設計したリトリート施設だ。木材を組み合わせて作った全長約100メートルのウッドデッキを備え、360度に広がる大自然を眺めながら禅体験ができる。日本だけでなく、文化を体験できる貴重な施設には海外からの観光客も集まっている。また、油や砂糖、小麦などを使用しない健康的な料理を楽しむこともできる。