ヤクルト・村上「凄い気にかけてもらった」 9回“感謝”の中前打 中西太さんへ快音届けた!

[ 2023年5月18日 22:01 ]

セ・リーグ   ヤクルト3ー6巨人 ( 2023年5月18日    神宮 )

ヤクルト・村上
Photo By スポニチ

 ヤクルト・村上宗隆内野手(23)が18日の巨人戦(神宮)に「4番・三塁」として先発出場。試合は3―6で敗れたが、9回の第4打席で2試合連続安打となる中前打を放ち打率2割台をキープした。

 村上は巨人先発・横川に対し、初回の第1打席は空振り三振。4回の第2打席は二ゴロ、6回の第3打席も二ゴロに倒れ、3打数無安打。打率・199と再び1割台まで落ちてしまった。

 それでも敗色濃厚で迎えた9回、4番手・高梨から2試合連続安打となる中前打で出塁。オスナの8号2ランへと繋げ、一矢報いた。

 4打数1安打で打率・204とし、10日阪神戦以来7試合ぶりとなる1割台転落の危機を回避。この日訃報があった中西太さんへ本塁打を届けることは出来なかったが、最後の打席で“感謝”の快音を響かせた。

 昨季に日本選手最多の56本塁打を放って3冠王に輝いた村上は、中西さんと同じく高卒2年目に36本塁打。昨年、55号を放ってから足踏みが続いた9月には「頑張るように言うてくれ」と心配する電話が杉村コーチの元にあったという。村上も「僕が打つことで中西さんの名前が新聞に出る。そういったところでありがとうと言われました。凄い気にかけてもらった」と感謝。中西イズムは脈々と受け継がれていく。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年5月18日のニュース