西部ガス 3大会ぶり2度目V 圧巻の3試合連続零封 準決勝完封のエース村田がMVP

[ 2023年5月13日 04:00 ]

スポニチ後援・社会人野球第75回JABA九州大会最終日   西部ガス7―0Honda ( 2023年5月12日    北九州市民 )

<西部ガス・Honda>優勝を決め喜ぶ西部ガスナイン
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 準決勝、決勝が行われた。決勝は西部ガスがHondaを7―0の7回コールドで下し、3大会ぶり2度目の優勝。11月に開催される日本選手権の出場権を獲得した。11日の東海理化戦、準決勝のパナソニック戦、決勝と3試合連続零封と投手陣が奮闘。最高殊勲選手賞には準決勝で完封した村田健投手(29)が選ばれた。

 最後まで西部ガス投手陣は盤石だった。3投手のリレーで7回無失点。圧巻の3試合連続零封で頂点に立った。駒大苫小牧で04年、05年に全国制覇の経験がある香田監督は「強豪相手にその気になった選手たちの凄さ、力強さは十数年前にも経験したことがあって。そういう階段をチームが上ってくれていると思います」と重ね合わせた。

 午前中にあったパナソニックとの準決勝でエースの村田が3安打完封。投手陣を休ませることに成功した。決勝の先発マウンドに立った田中は「これ以上ない形だった。何か感じさせられはします」と燃えた。直球とスライダー、ブレーキが効いたカーブと緩急を駆使した投球。4回は2死満塁のピンチをしのいでベンチ前で喜びを爆発させるなど、気持ちがこもった投球で流れをつくった。林田、高椋もしっかり無失点に抑えると打線も8安打7得点と援護した。

 田中が「オープン戦から気を抜けない」と話すほど投手陣の争いはし烈。今月末に宮崎県で行われる都市対抗の2次予選に向け弾みがついた。「切り替えていいピッチングができるようにしたい」と気を引き締めた。(杉浦 友樹)

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