京都国際 プロ注目左腕・杉原が零封!サヨナラ打!「絶対王者になる」龍谷大平安下して決勝へ

[ 2023年5月13日 19:45 ]

高校野球京都府春季大会準決勝   京都国際2―1龍谷大平安 ( 2023年5月13日    わかさスタジアム京都 )

<京都国際・龍谷大平安> サヨナラ適時打を決め、チームメイトと喜びを分かち合う京都国際・杉原望来
Photo By スポニチ

 京都国際が今春選抜16強の龍谷大平安にサヨナラ勝ちして決勝に進んだ。

 プロ注目の最速143キロ左腕・杉原望来(みらい、3年)が投打の主役となった。4回に同点に追いつかれ、なおも1死一、三塁で2番手として救援登板。ここから延長10回までの6回2/3を3安打無失点に抑える力投を見せた。

 そしてタイブレークに入った同点の延長10回無死一、二塁で打席が回った。サインは犠打だった。しかし、一塁手と三塁手が前進するバントシフトを確認してヒッティングに切り替えた。「(一塁手と三塁手が)思っていたよりもチャージに来ていた。ゴロを転がそうと思ったら、(打球が)中堅手の頭を超えていった」。球を叩くような意識で振り抜くと打球は角度良く上がり、中越えのサヨナラ打となった。

 昨秋の府大会も準決勝で龍谷大平安と対戦し、14―4と大勝した。しかし、その後の近畿大会では初戦の智弁和歌山戦に敗れて選抜出場を逃した。

 「コールド勝ちしても僕たちは甲子園に行けずに、(龍谷大)平安は選抜に行けた。世間的には平安の方が強いと思われているはず。京都と言えば京都国際と言われたいし、京都の絶対王者になりたい。絶対に勝とうとみんなで気持ちを高めていました」

 龍谷大平安の原田英彦監督は「気迫のある投手。杉原君を打つためにやってきたが(打てなかった)」と相手を称えた。

 ◇杉原望来(すぎはら みらい)2005年9月23日生まれ、大阪府岸和田市出身の17歳。6歳から和泉北リトルリーグで野球を始める。中学では岸和田シニアに所属。京都国際では1年秋に背番号20でベンチ入りし、2年秋から背番号1。遠投100メートル、50メートル走6秒8。1メートル75、70キロ。左投げ左打ち。

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年5月13日のニュース